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『疲労』を計算に入れよ

師長ブログめでろぐ

先日、動線についての記事を書いた。

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業務改善を行う上で、動線の整理は非常に重要である。

そして同時に、改善を行う時は「疲労」も頭の隅に置いておかなければならない。

 

私たち看護師は機械ではない。
『人間』である。

動き回れば疲れる。

時間とともに「疲労」は蓄積し、だんだん動きが悪くなる。

 

皆さんは、マラソンを経験した事があると思うが、はじめは軽く走れていても、徐々に身体が疲れて走れなくなる。

身体(体力)には限界があるのだ。

 

 

『動線を短くする』というのは、歩く距離を減らすことになる。
歩く距離を減らすということは、疲労を抑えられる。

 

また、カルテ記載の時は、『椅子』に座っているだろうか?

途中で水分補給を行える仕組みづくりを行っているだろうか?

 

  • 疲れると集中力が途切れる。
  • 仕事に余裕が無くなると対応に遅れる。
  • 判断を面倒くさいと感じる。
  • ミスが起こりやすくなる。
  • 仕事が嫌になるかもしれない。

人間は機械ではないのに、「疲労」を考えていない医療者は多い。

一日中走り回って、足がパンパン・・・

動線を変えると、これが改善される可能性がある。

 

私の部署は業務途中でも水分補給をするように言っている。
夏は脱水予防、冬は乾燥予防になる。

 

電子カルテのカートに自分の飲み物を置くことを許可している。

スタッフステーションには「アメ(飴)」を置いて、いつでも(どの職種の人でも)食べて良いようにしている。

アメ(飴)は私と主任が定期的に補充している。

 

動けば疲れる・・というのは当たり前のことである。
当たり前の事を私たちは忘れて働いていないだろうか?

疲労を最小限にしながら業務を乗り切れる工夫も大切である。

 

私たちの仕事の目標は、患者さんも医療スタッフも安全に過ごし、質の高い医療を提供することである。

 

自分たちに辛い環境で働くべきではない。

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この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

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