先日、動線についての記事を書いた。
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業務改善を行う上で、動線の整理は非常に重要である。
そして同時に、改善を行う時は「疲労」も頭の隅に置いておかなければならない。
私たち看護師は機械ではない。
『人間』である。
動き回れば疲れる。
時間とともに「疲労」は蓄積し、だんだん動きが悪くなる。
皆さんは、マラソンを経験した事があると思うが、はじめは軽く走れていても、徐々に身体が疲れて走れなくなる。
身体(体力)には限界があるのだ。
『動線を短くする』というのは、歩く距離を減らすことになる。
歩く距離を減らすということは、疲労を抑えられる。
また、カルテ記載の時は、『椅子』に座っているだろうか?
途中で水分補給を行える仕組みづくりを行っているだろうか?
- 疲れると集中力が途切れる。
- 仕事に余裕が無くなると対応に遅れる。
- 判断を面倒くさいと感じる。
- ミスが起こりやすくなる。
- 仕事が嫌になるかもしれない。
人間は機械ではないのに、「疲労」を考えていない医療者は多い。
一日中走り回って、足がパンパン・・・
動線を変えると、これが改善される可能性がある。
私の部署は業務途中でも水分補給をするように言っている。
夏は脱水予防、冬は乾燥予防になる。
電子カルテのカートに自分の飲み物を置くことを許可している。
スタッフステーションには「アメ(飴)」を置いて、いつでも(どの職種の人でも)食べて良いようにしている。
アメ(飴)は私と主任が定期的に補充している。
動けば疲れる・・というのは当たり前のことである。
当たり前の事を私たちは忘れて働いていないだろうか?
疲労を最小限にしながら業務を乗り切れる工夫も大切である。
私たちの仕事の目標は、患者さんも医療スタッフも安全に過ごし、質の高い医療を提供することである。
自分たちに辛い環境で働くべきではない。