私が務めている病院では、退院時に患者さん(または家族へ)アンケートを渡している。
先日、自部署に感謝のメッセージが届いた。
○目が合うと「どうされました?」「なにかありますか?」と声をかけてくれました。
皆さんお忙しいでしょうが、ギスギスした感じがなく、安心して入院生活を送ることができました。
(50代女性)
○笑顔で対応してくれたのが嬉しかった。頼みにくいことでも「大丈夫ですよ」と言ってくれて助けてもらえた。
(40代男性)
患者さんや家族からの感謝の言葉は本当にありがたい。
自分たちの日頃のケアが認められた感じがして、嬉しく感じる。
しかし、それ以上に私が大事にしているのは「仲間同士でほめる」ということである。
毎日仕事している仲間は、慣れてしまうと「当たり前の存在」と勘違いしてしまう。
一緒に働いている仲間から認められることは、働く私たちにとってはとても嬉しいことである。
大事なものは「外」にではなく、「中」にあるものだ。
私は普段から「すごいですね」「素晴らしいな〜」「ステキです」「ありがとう(サンキュー)」「センスが良いですね」などの言葉をよく使うように意識している。
日本理化学工業株式会社という会社の『ほめる6S活動』というものをご存知だろうか?
※画像は日本理化学工業株式会社のサイトからお借りした
日本理化学工業の工場では、知的障害を持った社員が、製造ラインのほとんどを担っている。
ここが掲げている文化は
- 一人ひとりの理解力に合わせた工夫
- ほめる6S
である。
障がいをもった社員がお互いに良いところをみつけてよりよい職場にしようという取り組みがされており、お互いを認め合う文化が根付いている。
https://www.rikagaku.co.jp/handicapped/kufuu.php
「他人からほめられる事」は「お金をもらった時」と同じくらい、脳の『報酬システム』が作動するそうだ。
つまり、お金をもらった時と同じくらい「満足する気持ち」になるということである。
日本理化学工業株式会社が使っている「ほめる6S」を活用してみてはどうだろう?
言葉は時に大きな力になる。
今日から使える魔法の言葉である。
すごい
さすが
すばらしい
ステキ
最高
サンキュー