管理者(看護師長)は本を読みなさい
私は、元々『読書』が好きである。
小説も自己啓発書も、専門書も読む。
最近は、アマゾンのKindle(キンドル)を購入し、
キンドルアンリミテッド(980円/月)で好きな本を楽しんでいる。
キンドルのおかげで、読書のスピードが格段に上がった。
私は小さい頃から親に「本を読みなさい」と言われてきた。
本には先人の「知識」や「知恵」が詰まっている。
自分の経験だけで人生を乗り切ろうとすると、必ず壁にぶち当たる。
人間1人の経験なんて、たかが知れている。
でも、本の知識を持っていれば、壁の超え方を探すことができる。
今では親に感謝しか無い。
特に、管理者になってから、本のありがたみを身にしみて感じる。
私が悩んでいる事は、本屋やアマゾンに置いてある本の中にある。
組織をまとめる方法や人間の行動の傾向など、色んな研究結果が後押ししてくれる。
もちろん、「全く同じケース」というものはない。
それでも、本の知識を活かせば、乗り切るコツを知ることが出来る。
私がバイブルにしているのは「7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー)」であるが、
5年ほど前(ちょうど私が師長になる頃)に出会った本がある。
『頑固な羊の動かし方』という本である。
2005年に発売されている本なので、決して新しい本ではないが、この本は一読すべき1冊である。
物語風に書かれた本で読みやすく、「羊」を「部下」に擬人化して説明してある。
要するに、羊(部下)をどうやって育てたら、スクスク健康に育つのか・・・
という内容が、ストーリーに沿って書かれてある。
組織は「集団」である。
1対1の関係も大事であるが、部下を持つと、簡単にはいかない場面も出てくる。
『1対複数』の扱い方を知っておかなければ、上手く集団を動かすことはできない。
出版社からのコメントを引用させて頂く。
人の上に立つということは、簡単なことではない。
部下たちのやる気は上司の出方ひとつで変わり、業績もそれにともなって変わってくる。
ビジネスの醍醐味は、部下をいかに動かすかにあると言っても過言ではない。
では、どうすれば部下をうまく動かすことができる偉大なリーダーになることができるのか?
本書は、そのノウハウのすべてが詰まった物語だ。
リーダーはどうあるべきで、具体的には何をすべきか?
部下一人ひとりとはどう接すればいいのか?
チームにやる気を生む方法とは?物語を読みすすめるうちに、画期的な部下管理術が身についてしまう不思議な物語。
私はこの本を 後輩の師長に買って渡した事がある。
この内容を『知って管理を行う人』と、
『知らないで管理を行う人』には必ず差が出る。
部署を良くしたいなら、先人の教えから学ぶべきである。
読んだことのない人は、ぜひ一度読んでほしい。
『集団を動かす』とはこういう事だと理解できるはずである。