以前にもこのような記事は書いたことがあると思うが、
「この人がいなければ・・・」
「主任がシッカリしてくれれば・・・」
「スタッフがもっと勉強熱心だったら・・・」
という考え方を持っている以上、何も変わらない。
人間誰しも一度はこのような思いを持ったことはあるだろう。
私も自分に余裕がない時は、このような考えが頭をよぎることがある。
Twitterで流れてくる内容の多くは「相手が変わってくれたら・・・」という内容である。
旦那がもっと気が利いていれば・・・
これくらいわかるでしょ・・・
なぜ子供は勉強しないの・・・
この前言ったのに・・・
一人で何もかもやらないといけない・・・無理。
もちろん、SNSの発言は自由なので、このようなグチを書いても構わないのだが、「考え方が変われば状況も変わるのにな」と時々勿体なく思う。
どうしてもこの考え方を捨てられない人は、ぜひ一度「7つの習慣」という本を読んで頂きたい。
私はかれこれ20回は読んでいる本である。
自分の人生の中で、これほど繰り返し読んだ本はない。
それくらい「基本的なこと」が書かれている。
人生において「成功する」という意味がわかるようになるだろう。
組織で働いている人は、今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則 『ジャイアントキリング』の流儀という本もオススメである。
組織で働く私たちは、「周囲の人(スタッフ)」をゲームの駒のように変更することができない。
仕事は、野球やバスケットの試合のように、「今日この人は調子が悪そうだから外しておこう」という事はできない。
今日ここにいるメンバーでやるしかないのだ。
今いるメンバーの力を最大限引き出して活用するしかない。
看護師の世界で言えば、
1日のスタッフが10人いて、そのうち4人が新人看護師(経験と知識が不足している)・・・・という場合もあるかもしれない。
もしくは10人中3人が60歳以上のベテラン看護師(あまり体力がない)・・・という場合もあるかもしれない。
日によってメンバーは変わるので、マネジメント手法も変わってくる。
管理者は毎日同じ関わりではいけない。
『微妙に』声や表情を変えながら、スタッフの力量を発揮するようコントロールしなければならない。
時間帯によっては自分自身が一人のスタッフとして介入しなければならない場面もある。
もし管理者自身が、
私は大変なの・・・
誰からも相手にされない・・・
自分だけ忙しい・・・
という考えが頭をよぎるのなら、マネジメントのやり方を間違えている。
まずは「間違えている」「自分の今の方法ではウマくいかない」と気づくところからスタートである。
自分の行動は結局自分に返ってきているのだ。
自分の行動を変えてから状況は変わる。
世の中はそういうものなのだ。