皆さんは『ボーっとできる時間』を作っているだろうか?
何もせずボーっとしなくてもよい。
例えば私なら、
- 掃除機をかけているとき
- 食器を洗っているとき
- ぼんやりウイスキーを嗜んでいるとき
などがそれに該当する。
あまり考えることなく(と言っても、考えてしまうのだが)一人の世界に入れる(熱中できる)時間は、人生においてとても大事である。
少し前に「マインドフルネス(瞑想)」というものが流行した。
自分の呼吸や体の傾きに意識を集中するというあれである。
Wikipediaでは「心を静めて無心になること」と書かれてある。
これを行うことにより、人生の質が上がると言われていた。
実はこれらは、人生の時間の『間(マ)』である。
文章に句読点のように、「間」が無いと魅力が半減する。
ギッシリ詰め込んだ仕事には必ずミスが出る。
時々「休憩(間)」を入れないといけない。
プレゼンが上手な人は、一気にしゃべることは無い。
必ず「間(沈黙)」を入れて、聴衆の耳を傾かせる。
仏教では間がないことを「間ぬけ(マヌケ)」と言うそうだ。
マヌケと聞くと「おろかなこと」と辞書には書かれてあるが、
間が無いことは「おろかなこと」なのかもしれない。
バタバタした一日を過ごした日は、少しぼんやりする時間を作ってみよう。
頭が整理され、そこから新しい何かが生まれるかもしれない。