先日、私の部署の看護補助スタッフが体調不良で休んだ。
当院の看護補助スタッフは、食事の準備・配膳・シーツ交換・吸引瓶の洗浄・ゴミ集め・・など
いわゆる看護師業務の補助が業務内容となっている。
もちろん、看護師でも出来るのだが、急性期病院の看護師は検査や記録、輸液管理などに忙しく、前述した仕事内容まで手が回らない。
看護補助スタッフがいないと、通常業務が回らない・・・という現状がある。
仕方ないので、私と介護福祉士で分担し、看護補助スタッフの業務を行うこととした。
ここで一番に「おせっかい」を発揮してきた人物がいる。
病棟の清掃を担当している、いわゆる「掃除のおばちゃん」である。
正直言って意外だった。
「師長さ~ん、私に出来ることあったら言って~」
「ゴミ集めは私が出来るからやるね~」
と言ってくれた。
「ありがとうございます!助かります!」と喜ぶと、
他にも色んな人が手を貸してくれた。
最終的に私の仕事はポータブルトイレの片付けのみになった。
おせっかいな人たちのおかげで、スムーズに仕事が回り、
誰も残業することなく、業務が終了した。
私たちはチームで動いている。
一人で負担を抱えると大変だが、みんなに振り分けると軽く済む。
おせっかいな人たちのおかげで無事に乗り切った。
普段から人間関係を作っておけば、緊急時に助けてくれる。
相手を大事にすることの大切さを身にしみて感じた1日であった。