昼休みにTwitterで『勤務表の完成後の変更』についてつぶやいたら、大きな反響があった。
勤務表が完成して、スタッフに提示しようとした朝。
新人看護師が「すみません、勤務希望を書くのを忘れてて」と言ってきました。
2つの選択があります。
①もう作ったわよ。自分でなんとかして
②わかった、任せて(これが管理者の仕事だから)もちろん②を選択しました。
(心は泣いていました)— めで師長@看護師ごときが勝手な事言います (@mede20201) November 18, 2021
勤務表作成は骨が折れる作業である。
管理者(師長)の皆さんは、そのことを毎月身にしみて感じているはずである。
私は周囲と比較して勤務表を作るのが早い。(と思う)
毎月15日に締め切り、作り始めて2日以内には完成させる。
早いときは3時間くらいで完成させるが、あまり一気に作ってしまうとミスが多い。
今回も15日の昼休みから作業を始めて、スキマ時間にちょくちょくやって、16日には完成した。
早く作成することはできるが、「楽である」とは思わない。
それなりに「苦労して」作っている。
苦労して作った勤務表が完成し、スタッフへ発表~・・・・
という段階で「追加の希望があります・・・」ということは時々ある。
今回もまさにそのケースである。
「希望の締切過ぎてるよね?」
「自分で交渉して誰かに変わってもらって」
「社会人としてどうなの?」
「知らないわよ」
と責める師長(管理者)もいるかもしれない。
ただ、これでは問題は解決しない。
昔から『ピンチはチャンス』という言葉がある。
このようなピンチの時ほどスタッフからの信頼や師長の力量を見せるチャンスである。
感情をコントロールし、スタッフの謝罪を受け止める度量が必要になる。
私たちは態度や感情を自分で『選択』できる。
スタッフが勤務希望を入れ忘れ、勤務表を作った後に希望を言ってきた時、
相手の謝罪を拒否して怒鳴り散らすこともできる。
逆に、「わかった、なんとかする」とスタッフを守ることもできる。
刺激と反応の間には「隙間」があるのだ。
私の愛読書である『7つの習慣』に詳しく書かれてある。
(何度も紹介しているが、この本だけは何度も読んでおいたほうが良い)
短期的な視点で見るのではなく、長い目で見た時、どのような態度が効果的だろうか?
自分がスタッフだったら、どんな師長が良いだろうか?
そこに明確な「答え」はない。
ただ、少し考えれば「自分なりの答え」は出るはずである。
日々の中にチャンスは転がっている。