めでろぐ

管理者(師長)へ向けて 仕事のこと(医療・看護)

先輩のしつけで悪影響が出る

どの世界も同じかもしれないが、時々「危険ワード」を使っている先輩を見る。

 

「あなたのためを思って言っているの」

「○○さんはできるのに、あなたはなぜ・・・」

「これ、わかった?」

 

このような言葉は、躾(しつけ)として間違っている。

 

 

言われた人は、立場的に弱い人であろう。

こう言われた後輩は、先輩の機嫌を取るために、その場を取り繕うだけになる。

 

このような言葉を言われると、弱者は黙って従うしかなくなる。

 

 

言った方は気持ちよく「私が教えてあげた」「とても良い教育ができた」と思っているのかもしれないが、
これは「わからせた」のではなく、先輩の価値観に沿った方向にコントロールして「黙らせた」だけである。

 

 

この先にあるものは・・・

 

もう言わなくてもわかるだろう。

 

 

人間は賢い動物である。
特に「防衛反応」や「環境適応能力」は優れている動物である。

 

「先輩が気に入る事」を探し、自分が何をやりたいか(どんな看護師になりたいか)ではなく、「どうすれば上司(先輩や師長)に嫌われずに過ごせるか」を考える。

 

他人の価値観を優先する看護師になり下がってしまう。

 

 

10人いれば、10人の色があってよい。

10人の優しさがあってよい。

10人の看護があってよい。

 

患者さんの方を向いて、自分なりに「必要なこと」を考えて行動してもらいたい。

上司の機嫌を伺って働くような『奴隷』になるものではない。

 

 

管理者は『言葉は人の行動を縛る力を持っている』と頭に入れておくべきである。
一歩間違えると患者さんのケアの質に影響する。

何も考えないスタッフに成り下がると、集団が成長しない。
ひいては数年後に悪影響が出る。

 

  • この記事を書いた人

mede

【めで師長】 ある総合病院で看護師長をやっています。 看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。 Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。 このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。 ※ブログの更新は不定期です。

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