継続的な学習こそが質を保つ

看護師ブログ

看護師は『継続的な学習をやっていない人』が多いと思う。

「看護師は」と書いたが、もしかしたらどの職種も同じかもしれない。

資格を取る時に勉強をするが、その後、継続的に勉強しない人は多い。

 

「やらなきゃって思うんですけど・・・」

「やりたいのですが・・・」

「やってませんね」

というセリフはもう聞き飽きるくらい聞いてきた。

 

 

私は4月から新しい病棟に配属になっている。
内科の病棟なのだが、驚くほど『心電図』が読めない人が多い。

もしかしたら、一人も読める人がいないのではないか・・・と最近思っている。

 

モニターはピコピコなっているが、判断は「モニター頼み」

アーチファクトを「VF」と表示されたら、「VFっぽい波形が出ました」・・・と。。。

初めて聞いたときは自分の耳を疑った。

 

先月はこのような事例が2件あった。

1件はアーチファクトの波形をカルテに貼り付け、「VF出現」という記録。

もう一軒はAIVR(促進性心室固有調律)の波形を貼り付け、「VT40連」と書かれていた。

2~3年目の若い看護師ならまだしも、主任を含むベテランが関わっていたのには驚いた。

 

 

「心電図が苦手」と口にする人は多い。

もちろん、簡単ではないと思う。

しかし、「苦手」と知りながら、何もしない人では困る。

苦手と知っているなら、ある程度勉強してはどうか?・・・・と思う。

 

「自分の出来ていること」を武器にして、新人看護師や後輩看護師に対してマウントを取る前に、自分自身の弱点を克服する姿勢を見せてもらいたい。

 

 

経験上、「心電図が苦手」と言っている人は、「検査」も「画像」も「薬剤」も苦手である。
いずれも、「働きだして勉強する必要のある分野」である。

学生の時に勉強する『心電図』や『検査』や『画像』『薬剤』の知識なんて、臨床に出たら屁の突っ張りにもならない。
(そもそも、綺麗サッパリ忘れている)

そして、その知識を「知る」ことと「使う」事の間には大きな差がある。
身につけていないと「使えない」のだ。

 

インターネットの普及により、「いつでも調べられる環境」が整ってきた。
しかし、私たちは『賢くなった』と勘違いしていないだろうか?

知識が身についていないのに、いかにも「知っている」もしくは「知識は持たなくても良い」と思い込んでいないだろうか。

 

医療者は医療のプロ集団である。
医療に関する知識や技術を持ち合わせて「仕事」として人々の役に立っている。

知識や技術を持っていない医療者は「○○ごっこ遊び」をやっているに等しい。

 

知ろうとする前に「難しい」と言っていないだろうか。

何も勉強していない人が心電図をみるのは難しい。
当たり前のことである。

しかし、ある程度勉強した人が心電図を見ると「面白い」となる。

 

一度身についたものは、自分自身の「資産」になる。
「資産」を持てば、周囲からの「信頼」を得られる。

多少の時間とお金の投資は必要であるが、一生使える資産を手にすることが出来る。

 

毎月1冊で良い。
専門書を買って、勉強してみてはどうだろう。

 

↓今月ポチッと買った本(メチャ高かったけど、読みたかったので・・・)
ホスピタリストのための内科診療フローチャート 第2版

 

ABOUTこの記事をかいた人

【めで師長】 ある総合病院で看護師長をやっています。 看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。 Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。 このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。 ※ブログの更新は不定期です。