「頭のいい人」は問題を解決する。
「賢明な人」は問題をあらかじめ避ける。
私たち看護師は頭は良くないかもしれないが、賢明でなければならない。
事故が起こらないように、確認を確実に行い、実施する仕組み(ダブルチェックや6R+A)は賢明な人が行う行動である。
要するに問題を避ける行動を取るのだ。
医療の世界では、近年「予防医学」という考え方が主流になってきた。
病気になってから考えるのではなく、病気になる前から考えて行動する。
新型コロナウイルスに感染しないよう、シッカリと体調管理を行い、マスクを装着して過ごし、ワクチンを打つ。
虫歯や歯周病になる前に、定期的に歯科を受診している人もいるだろう。
病気になる前に予防するほうが「幸せ」な人生が送れる・・・というのが主流な考え方になってきている。
近年の自己啓発書も多くが「予防措置」を勧めている。
- 睡眠の重要性
- お金の投資方法
- タイムマネジメント
- 食事方法
- 運動の大切さ
など・・
幸せに生きるために何をすべきか・・・が書かれている。
先日紹介した本「スマホ脳」や「Think Clearly」という本ではデジタルデトックスを勧めている。
インターネットの膨大な情報に私たちの脳はハッキングされ、気がつけば私たちは多くのものを「奪われている」というのだ。
私たちの「時間」「お金」「注意」をインターネットに奪われ、私たちが本来大切にすべき、他人とのかけがえのない時間や学ぶ時間を奪われている。
一見、「無料」で使えているように見えるが、画面の中には私たちの注意を引く情報が沢山あり、その情報に私たちはコントロールされている。
そして、次々に「新しい情報」に飛びついてしまう。
私たちの脳は「新しいもの」が大好きなのだ。
「予防措置」を取らなければ、多くのものを失うことになる。
スマホを制限し、本を読んだり、他人と話したりしなければ、自分の成長はない。
問題は起こる前に避けるほうが良い。
賢明に生きる方を選択しよう☆