世間では「鬼滅の刃(きめつのやいば)」が流行している。
これまでに無いスピードでコミックが売れ、映画も興行収入が100億円を突破したらしい。
私は全くハマれなかったが、ハマる人は勢いがすごい。
こちらが驚くほどの「熱量」で話してくる。
私はコミックは全巻読んで、話の内容はわかる。
しかし、どうもあの「殺し方」が気にくわない。
「鬼」が「人間」を殺すときの非情さが受け付けない。
かといって、鬼が殺される時もスッキリしない。
色んな「事情(背景)」があって、鬼になったり、鬼滅隊に入ったりしているようだが、どうもやり方がスッキリしないのだ。
ただの「復讐物語」にしか見えない。
なので、この「異様な」流行は理解に苦しむ。
正直言って、「そんなに面白い??」と思う。
何事も「好き嫌い」はあるので、別にどうでも良いのだが、看護師として働いていく上で、こういう「流行り物」は好き嫌いに関わらず押さえておいた方が良いと思う。
コミュニケーションツールの一つとして使えるからだ。
患者さんは色んな人がいる。
そういう「色んな人」と話せないといけない職業である。
お酒が好き
パチンコが好き
ギャンブルが好き
マンガが好き
ゲームが好き
読書が好き
裁縫が好き
料理が好き
野球が好き
サッカーが好き
音楽が好き
相撲が好き
など、様々な「好き」があり、それぞれの人がそれらを大事にしている。
昔はスポーツ新聞を読んでおけば大抵のことは乗り切れていたが、最近はそうもいかない。
もちろん、看護師も人間なので「好き嫌い」はあって良い。
ただ、「全く知らない」では話ができなくなる。
ハマる必要はないが、「何でもちょっとカジってみる」というのは大事なのかもしれない。
それだけで自分自身を知り、物の見方が変わるはずである。
私も最近はあまり強くない「お酒」にチャレンジしている。
ハマれるほど飲めないのだが、何となく「味の違い」は楽しめている。
その世界の「楽しみ方」がわかれば、患者の気持ちも理解しやすくなると思う。