MENU

インターネットでの誹謗中傷のテキトーさ

日本人ってやつは・・・
(とかいう私も『日本人』ですが・・・)

『流行り物に弱い』と思う。

 

少し前まで「木村 花さん」の事件で「誹謗中傷はダメ」と賑わっていたくせに、
アンジャッシュ渡部さんの件では平気で「誹謗中傷」する。

個人的には「他人の不倫なんて流す必要はない」と思っている。

ネタのない週刊誌がターゲットの私生活を暴いて儲かろうとしているだけ。
SNSの住人は根本的に批判する相手を間違えている。

本人たち同士で勝手にやっているのだから、
周りがギャーギャー言う必要も無くないですか?

 

SNS上では、確実に「マウント」取れるから、
勝ち誇ったように「批判」している人もいるようですが、変な違和感を感じる。

騒げば騒ぐほど「テレビ」や「週刊誌」が喜ぶだけなのにね。

もっと、「役に立つ」情報を流して下さい。
(コロナの感染者数ももう流さなくて大丈夫です)

 

昔から「ことだま」という言葉がある。
言葉には「魂(たましい)」が宿るらしい。

そんなオカルト的な事を書くつもりはないが、
「批判的な言葉」「汚い言葉」は少なからずとも実生活に影響する。

メディアとの距離は考えたほうが良い。

色んな研究でも報告されているが、
ネガティブな言葉は「ネガティブ」を生み、
ポジティブな言葉は「ポジティブ」を生む。

信じられないかもしれないが、一定の「効果」はある。

私が管理している今の病棟は病院内で「できない人」が集められた病棟だった。

  • 他の病棟で上手く仕事ができない人
  • 成長の遅い人
  • 集団の和に溶け込めない人

が集められた病棟だった。

当然「成績」も悪かった。

  • 「インシデント件数」は多い(週に3~4件は当たり前)
  • 「褥瘡件数(新規)」は20件以上(院内でダントツ1位)
  • 「転倒転落件数」もワースト1位
  • 「新人が続かない数」も「看護師が辞める数」も多かった

驚くほど「悪い」と言われる病棟に配属された。

配属してすぐに気づいたのは、「ネガティブ」な空気。

全てに関して「でも」「できない」「ムリ」と言っていた。

当時の所属長からしてそうだった。

「でもムリなのよ」
「変わらないのよ」
「やったのだけど・・・」

がクチグセ。

スタッフも自尊心が無く、
「私たちは問題があるからこの病棟にいるのです」と言う始末。

とにかく、「これはまずい」と思ったのを覚えている。

細かい事は書かないが、色んな「改革」をして4年が経つ。

今では

  • 「インシデント件数」は少ない(1ヶ月に2~3件程度)
  • 「褥瘡件数(新規)」は7件程度(院内で中くらい)
  • 「転倒転落件数」はワースト4位くらい
  • 「新人が続かない数」も「看護師が辞める数」もゼロ(2019年度)

となっている。

ポジティブ文化を作ることに注力し、たくさんの事が良くなった。
今では「仕事を休む人」もいないし、「残業」もほとんどない。

「変化」に対する耐性や「レジリエンス力」も育ってきた。

ポジティブは全てを変えると実感している。

これは「教育」でも使っている。

「素晴らしいね」
「出来るね」
「素敵だ」
「最高だね」

という「言葉」はその人のポテンシャルを引き出す。

新人に対して「できない」などと言ってはいけない。

「できるよ」
「大丈夫」

もしくは、「すぐに出来るようになるよ」と言う。
そうすれば本当に「すぐに出来るようになる」のだ。

 

現場で働いている看護師の皆さん。

ネガティブワードを止めてポジティブワードで返してみてはいかがだろう?

集団の「士気」が高まり、新人は早く育ち、皆が楽になるのを実感するはずです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

目次