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マスクはつけるべきなのか?

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マスクをしていないと責められる時代

WHOがマスクに関する考えを述べ、
色んな場所で「マスク信者」が増えている。

 

『言葉』というのは形を変えて「伝染」していくから恐ろしい。
小学生の頃にやった「伝言ゲーム」を思い出す。

 

「感染流行している地域ではマスクをしたほうが良い」と言っても
「マスクをしたほうが良い」とWHOが言った となるのだ。

 

マスクは一定の効果を示しているというデータもある。
「咳」や「くしゃみ」の症状がある人には良い。

 

しかし、一般的に症状のない人がつけるのはあまり意味がない。
あくまで「正しく使う」事が大事。

 

あまり頭を使いたくない人たちは「マスクを付けておけば安心」
という安易な考えを選択し、「常時マスク」を付け、周囲にも「強要」しようとする。

 

この「強要」がやっかい。

マスク警察?なるものまで出てくる始末。

 

マスクによる弊害(アレルギー、アトピーの人)も出ている。
デメリットもたくさんあるのだ。

 

 

院内には「感染科」の先生や「感染管理の認定看護師」がいるので、
時々話す機会があるのだが、昨日話していると、彼らの意見はシニカル。

 

「全員が付ける必要はないんだけどね」

「WHOが『マスク』っていうワードを言っちゃったからね」

「病院にもマスクを付けていない医療スタッフに対するクレームが入っているみたいだし」

 

「正しい」とか「正しくない」は別として、結局「外野の意見」で決まっていく現状がある。

 

方針は最後には周囲が決めるのだ。

 

先日老人の記事を書いた(98歳の老人の治療が必要か・・という問題)

これともリンクする。

結局決めるのは「当事者」ではなく「周囲」になってしまう違和感。

 

世の中は「マスクを付けない病院なんて不謹慎」という風潮だ。

 

戦争時代に「戦争反対」という発言はできず、そんな事言うと「非国民」と言われたらしいが、
現代では「マスクは必要ない」と言うと「医療者のくせに」と言われる。

 

素人がゴチャゴチャ言うな。
マスクを付けたいなら自分たちだけ付けておけばいい。

と言いたくなる。

 

マスクを付けていば感染を防げるんでしょ?
あなたは大丈夫ですよ。

良かったですね。

と嫌味の一つでも言ってやりたいが、何のメリットもないので止めておく。
(そもそも、水掛け論になって時間が無駄になる)

 

 

私はメディアのせいだと思っている。

ここ最近のニュースを見ていると明らかに『大きくしようと見せている』感じがある。

「速報」で「東京の感染者数30人」などと流している。

別に「速報」にする必要はないし、東京の人数に対して30人が多いとは思えない。

院内感染で30人・・・なら問題だと感じるが、ちょっと意味が違う。

 

インタビューでも「怖い」「心配」という人ばかりを流す。
世間を煽っているようにしか見えない。

 

結局視聴者の「そうそう」「やっぱりね~」「私もそう思ったのよ」をサポートし
テレビから「離さないように」しようとしている。

 

それが彼らの仕事だ。

 

もう少し冷静に見る必要があると感じるが、私がここで騒いでもこの流れを止めることはできない。

症状がある人はマスクを装着しましょう。
それ以外の人は顔を触らないようにして、こまめに手洗いをしましょうね。

で十分防げる。

今日も一日マスクにお世話になる。

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この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

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