人間はミスをする・・・と先日のブログ記事で書いた。
そこに「人間らしさ」があると私は思っている。
多くの人は「失敗」を隠そうとする。
「最近の」失敗だけでなく、「過去の」失敗も隠したい。
「他人に知られたくない」という防衛心理が働く。
私も自分の失敗は他人に知られたくないと思っている人間の一人だ。
しかし、一流の人はその「失敗」を活かす。
『失敗を糧にして成功をおさめる・・・』という意味ではない。
「失敗」を周囲に話し、「信用」を得るのだ。
「失敗した」という弱みを見せることで、「正直な人」だというイメージを与える。
「正直な人」というイメージは「人柄」を表す。
その人の「才能」や「能力」ではなく「人間らしさ」が出る。
海外の昔話になるが、倒産した会社の失敗を隠そうとするより、その倒産で何を学んだか・・・を詳しく履歴書に書く方が、その後の仕事は大きく成功したそうだ。
失敗に対する当然の責任を受けるというこの戦略はどの人でも使える。
失敗したらドンドン周囲に話してみよう。
次に失敗しないように努力や工夫する事も大事であるが、失敗の責任を請け負う事で、周囲から信用されるようになる。
年齢や地位に関係なく、人間は失敗するのだ。
その失敗した後の行動で、周囲からどう思われるかが決まる。
『失敗は成功のもと』とはよく言ったものである。